
ソトマグ
タンブラーに入れたコーヒーやお茶、時間が経つと冷めてしまいますよね。
「ちょっとだけ温め直したいな」と思ったとき、電子レンジを使えたら便利だな、と感じることはありませんか。
ただ、タンブラーを電子レンジに入れるとどうなるのか、正直ちょっと怖いなと思う部分もあるかもしれません。
私自身、以前はよくわからずにヒヤッとした経験があります。
特にステンレス製のタンブラーだと火花が出るって聞きますし、プラスチック製のものや、スタバや100均で買ったタンブラーはどうなんだろう、と迷うこともあるかなと思います。
また、蓋をしたまま加熱してもいいのか、水が爆発するように沸騰する突沸(とっぷつ)という現象も気になりますよね。
うっかり電子レンジを壊してしまったり、火傷したりするのは絶対に避けたいところです。
この記事では、そんな「タンブラーの電子レンジ使用でどうなるか」という疑問について、材質ごとの危険性や、安全に飲み物を温める方法を詳しくチェックしていきたいと思います。
ポイント
- タンブラーを電子レンジに入れると起こる危険性
- 【材質別】ステンレスやプラがどうなるか
- 電子レンジOKなタンブラーの見分け方
- 突沸を防ぐ安全な温め直しのコツ
タンブラーを電子レンジに入れるとどうなる?
まず、結論から言うと「タンブラーの材質によっては、とても危険」というのが答えになりますね。
保温・保冷機能があるタンブラーの多くは電子レンジNGです。
具体的にどんなことが起こるのか、材質別に見ていきましょう。
ステンレス製タンブラーの危険な火花

まず、保温・保冷タンブラーの多くに使われている「ステンレス」。
これは電子レンジに入れると最も危険なパターンかなと思います。
ご存知の通り、電子レンジは「マイクロ波」という電波を使って、食品や飲み物に含まれる水分子を振動させて温めます。
ですが、ステンレスのような金属は、このマイクロ波を吸収せずに、鏡のように反射してしまう性質があるんです。
反射されたマイクロ波が、タンブラーの縁(ふち)や取っ手、あるいは製造時の微細なキズのような尖った部分に集中すると、そこに電気が溜まってしまって…。
結果、庫内の壁(これも金属ですね)に向かって電気がジャンプする「アーク放電」という現象が起きます。
これが、「バチバチッ!」という大きな音と共に出る激しい火花(スパーク)の正体ですね。
この火花、見た目が派手なだけでなく、本当に危険です。
- 火災の危険:火花は非常に高温です。庫内に飛び散った油汚れや、食品カスが炭化したものに引火して、火災につながる恐れがあります。
- 電子レンジの故障:このアーク放電は、電子レンジの心臓部である「マグネトロン」というマイクロ波を発生させる重要な部品に、致命的なダメージを与えてしまいます。火花が出た時点で、電子レンジが二度と使えなくなる、なんてことも考えられるので、本当に注意が必要ですね。
なぜ電子レンジの庫内は金属なのに大丈夫?
ここで「あれ?電子レンジの中も金属なのに、なんでタンブラーだけダメなの?」と疑問に思うかもしれません。良い着眼点ですね。
電子レンジの庫内の壁は、マイクロ波を安全に反射させて、中央の食品に集中させるために、意図的に「滑らか」かつ「厚く」設計されています。
尖った部分がないので、電気が集中する場所(電界集中)が生まれにくいんです。
一方、タンブラーやアルミホイルは「薄く」て「尖った部分(縁やシワ)」があります。
この「尖った形状」こそが、火花(アーク放電)の引き金になってしまう、というわけですね。
庫内の壁は安全な「反射板」、タンブラーは危険な「放電の起点」と覚えておくと分かりやすいかもしれません。
金属装飾(金彩・銀彩)もNG!
ステンレス製タンブラーでなくても、陶器やガラス製のマグカップに施された「金縁」や「銀縁」の装飾も金属です。
デザインとして施された細い線であっても、マイクロ波にとっては立派な「尖った金属」。
これも同じ原理で火花が散る原因になるので、電子レンジに入れるのは絶対に避けてくださいね。
ステンレス製タンブラーは電子レンジには絶対入れられませんが、その分、保温保冷性能は抜群です。
正しいお手入れをすれば長く使えますので、ぜひ大切に使ってあげてくださいね。
(参考記事:ステンレス製の水筒にキッチンハイターは危険?安全な洗浄術)
プラスチック製の溶解と有害物質

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じゃあ、プラスチック製のタンブラーなら大丈夫かというと、これも注意が必要ですね。
火花は散らないかもしれませんが、目に見えない危険が潜んでいるかも。
現象1:変形や溶解
まず、プラスチックには色々な種類があって、それぞれ「耐熱温度」が決められています。
耐熱温度の低いもの(例えば材質記号6番のポリスチレン(PS)や、1番のPET=ペットボトルなど)だと、飲み物の熱(水の沸点は100℃ですね)にすら耐えられません。
特に注意したいのが、カレーやシチュー、油分の多いスープなど。
これらに含まれる油分は、電子レンジで加熱すると水の沸点である100℃を優に超えて、140℃以上になることもあるんです。
耐熱性のないプラスチックは、これらの熱によってぐにゃりと変形したり、最悪の場合は溶けてしまったりして、有害な臭いが出ることも。
油分の多いお惣菜をレンジで加熱して容器が溶けてしまった経験はありませんか?まさにあれです。
変形した容器から熱い飲み物がこぼれて火傷するリスクもありますし、とても怖いですよね。
現象2:有害な化学物質の溶出
たとえ目で見て変形しなくても、「電子レンジ非対応」のプラスチックを使った場合、BPA(ビスフェノールA)やフタル酸エステルといった化学物質が、熱によって飲み物へ溶け出してしまう健康リスクが懸念されます。
これらは「内分泌かく乱物質(いわゆる環境ホルモン)」とも呼ばれ、私たちの体の正常なホルモンの働きを妨げる可能性があると指摘されている物質です。
特に乳幼児や妊婦さんへの影響が心配されるため、非対応のプラスチックを加熱するのは避けるべきですね。
「BPAフリー」は「電子レンジ対応」ではありません
最近よく見る「BPAフリー」という表示。
これは「ビスフェノールAという化学物質を製造過程で使っていませんよ」という意味であって、「電子レンジで使えますよ」という意味ではないんです。
例えば、ペットボトルはBPAフリーのものが多いですが、先ほども説明した通り、耐熱温度が低いため電子レンジで加熱すると変形してしまいます。
あくまで「電子レンジ対応」という規格(高温やマイクロ波の照射に対して変形・溶出しない)をクリアしているマークがあるかどうかで判断するのが大切ですね。
陶器やガラス製タンブラーの破損リスク
タンブラーというか、マグカップ形状の陶器やガラス製のものはどうでしょうか。
これらも、なんでもOKというわけではないですね。
まず、先ほども少し触れましたが、金や銀の装飾(金彩・銀彩)があるものは、金属と同じで火花が散るので絶対NGです。
お気に入りのカップでも、キラキラした装飾があったら諦めましょう。
また、装飾がなくても「耐熱ガラス」や「電子レンジ対応陶器」として作られていない製品は、急激な温度変化(熱衝撃)に耐えられない可能性があります。
電子レンジは食品や飲み物の内部から温める特性があります。
すると、飲み物に接している内側は急激に熱くなるのに、外側はまだ冷たいまま…という「温度差」が容器自体に生じます。
この温度差による歪み(ひずみ)に耐えきれず、突然「ピシッ」とヒビが入ったり、最悪の場合は破損・破裂したりする危険があるんです。
「強化ガラス」と「耐熱ガラス」は別物です
時々、「強化ガラス」製のコップを見かけますが、これは「衝撃に強く割れにくい」ように作られたガラスで、「熱に強い」ことを意味する「耐熱ガラス」とは全く別物です。
強化ガラスは熱衝撃には弱いので、電子レンジでの使用は避けてくださいね。
タンブラーの蓋をしたまま加熱は危険

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これはタンブラー本体の材質とはまた別の話ですが、とても大事なポイントですね。
もし仮に「電子レンジ対応」のタンブラーだったとしても、蓋(フタ)は必ず外して加熱するのが原則かなと思います。
なぜかというと、蓋を閉めたまま加熱すると、中の液体が温まって発生した水蒸気の逃げ場がなくなってしまうから。
容器内部の圧力(蒸気圧)がどんどん高まっていきます。
そして、その圧力に耐えきれなくなった瞬間、蓋が勢いよく「ポンッ!」と飛んだり、場合によっては容器が破裂したりする恐れがあるんです。
高温の飲み物が周囲に飛び散ったら、大火傷につながる可能性もあって本当に危険です。
シリコン製の柔らかい蓋であっても、密閉性が高いものであれば同様の危険があります。
市販品の中には「フタをしたままレンジOK」と明記されている専用品もありますが、その場合は必ず蒸気を逃がすための「蒸気弁(スチームベント)」が付いているはずです。
そういった特別な設計になっていて、かつ取扱説明書に「フタをしたままOK」と書かれていない限りは、蓋は外すのが安全ですね。
サーモス製品は電子レンジ絶対不可
人気のサーモス(Thermos)や象印(Zojirushi)、タイガー(Tiger)、スタンレー(Stanley)といったメーカーの高機能なタンブラー。
愛用している人も多いと思います。
これらの高機能なタンブラーのほとんどは、「真空断熱構造」を持った「ステンレス製」ですよね。
…もうお分かりかと思いますが、これはまさに最初に説明した「火花(スパーク)」や「電子レンジの故障」に直結する、最も危険なタイプです。
真空の層があるからとか、そういうこと以前に、材質が「金属(ステンレス)」である時点で絶対に入れてはいけません。
実際に、サーモスや象印などの主要メーカーは、公式サイトや取扱説明書で「電子レンジには絶対に入れないでください」と太字や赤字で、明確に禁止しています。
「高かったから大丈夫かも」「ちょっとだけなら」といった自己判断はせず、ステンレス製の真空断熱タンブラーは、ブランドや価格に関わらず、例外なく電子レンジ不可、と覚えておくのが一番ですね。
タンブラーが電子レンジ加熱でどうなるかを見分ける知識

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危険な例を見てきましたが、じゃあ、逆に「これは大丈夫」っていうのはどうやって見分ければいいんでしょうか。
安全に使うためのチェックポイントと、どうしても温めたい時の方法をまとめますね。
安全な見分け方とOKマーク解説
自分の持っているタンブラーが電子レンジで使えるかどうか、一番確実なのはメーカーの取扱説明書を確認することです。
ただ、説明書をなくしてしまった場合もありますよね。
そんな時は、以下のステップで落ち着いてチェックしてみてください。
Step 1: まずは材質を見る
内側や外側が銀色に光っている(ステンレスなどの金属)場合、あるいは金・銀の装飾がある場合は、その時点で「電子レンジ絶対不可」と判断します。これは迷う余地がありません。
Step 2: 容器の底面などの「表示」を確認する
プラスチック製や陶器製の場合は、必ず容器の底面や側面(時には外箱)を見て、「表示」を探します。
安全なマーク(使用可):
- 「電子レンジ対応」という日本語表記
- 「Microwave OK / Microwave Safe」といった英語表記
- 電子レンジの波線(ギザギザ)やお皿が描かれたピクトグラム(記号)
危険なマーク(使用不可):
- 「電子レンジ不可」「オーブン不可」という日本語表記
- 「Do Not Microwave」といった英語表記
- 上記「使用可」のマークに、大きくバツ印(✕)が描かれているもの
何も書かれていない場合は、「不明」=「使用不可」と判断するのが安全です。
Step 3: プラスチックの「材質表示」を参考にする(補足)
プラスチック製品の場合、リサイクルマーク(三角形)の近くにある数字や記号も、耐熱性の目安にはなりますね。
これはあくまで参考情報ですが、知っておくと便利です。
| 記号/番号 | 材質名 | 主な用途 | 耐熱温度(目安) | 電子レンジ |
|---|---|---|---|---|
| 5 / PP | ポリプロピレン | 食品保存容器、レンジ対応品 | 100℃~140℃ | 「対応」マークがあれば可 |
| 6 / PS | ポリスチレン | 食品トレイ、一部のコップ | 70℃~90℃ | 不可(耐熱性低い) |
| 1 / PET | PET | ペットボトル | 60℃~80℃ | 絶対不可(耐熱性低い) |
| 7 / OTHER | その他 | 複合素材、他 | 不明 | 不可(判断不能) |
この表で見ても、「PP(ポリプロピレン)」は耐熱温度が高く、電子レンジ対応製品に最も多く使われている素材だということが分かりますね。
逆に「PS」や「PET」は耐熱性が低いので絶対ダメです。
「7 (OTHER)」は、複数の素材が使われている場合などで、耐熱性や安全性が全く判断できないので、避けるべきですね。
材質「PP(5)」=「レンジOK」ではありません!
ここが重要なのですが、たとえ材質が「PP(5番)」であっても、それとは別に「電子レンジ対応」のマークがなければ、使用は推奨できません。
なぜなら、同じPP素材でも、製品の厚み、形状、製造時に使われた添加剤(着色料など)によっては、電子レンジ加熱の安全基準(変形しないこと、有害物質が溶出しないこと)を満たしていない可能性があるからですね。
必ず「対応マーク」の有無で最終判断してください。
スタバや100均のタンブラーは使える?
「スターバックス(スタバ)で買ったタンブラーは?」「100均(ダイソーなど)の安いやつは?」というのも気になるところだと思います。
これも結論から言うと、ブランドや価格は一切関係ありません。
判断基準は、これまで説明してきた「材質」と「表示」の2点だけですね。
- 金属製(ステンレス)タンブラー:スタバなどで販売されている、保温・保冷機能が高いおしゃれなロゴタンブラーは、その多くがステンレス製です。なので、これらはすべて電子レンジ使用不可、となります。これは100均で売られているステンレス製のものも同じですね。
- プラスチック製タンブラー:スタバのプラスチック製タンブラー(フラペチーノなどに使われるコールドカップ形状のものや、ホット用のもの)や、100円ショップの製品も、必ず底面の表示を確認してください。スタバ製品でも「電子レンジ不可」とはっきり書かれているものも多いです。「電子レンジ対応」のマークがあれば使えますが、何も書いていない場合は、安全が確認できないので使用を避けるのが賢明かなと思います。特に100均の製品は、デザイン重視で耐熱性が低い(例:耐熱温度70℃など)ものも多いので、表示の確認は必須ですね。
安全な飲み物の温め方と代替方法

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じゃあ、持っているタンブラーが電子レンジNGだった場合、どうやって中身を温め直すのがいいんでしょうか。
一番安全で確実な方法は、「別の容器に移し替える」ことです。
タンブラーから、「電子レンジ対応」と表示されている陶器製のマグカップや、耐熱ガラス製のコップに中身を移して、それから電子レンジで加熱する。これが最も推奨される方法ですね。
少し手間に感じるかもしれませんが、火災や故障、健康被害のリスクを考えれば、この方法が一番安心かなと思います。
やってはいけない危険な温め方
逆に、以下のような方法は危険なのでやめましょう。
- ペットボトルや缶のまま電子レンジに入れる:絶対にダメです。アルミ缶は火花が散りますし、ペットボトルは変形・破裂の危険があります。
- タンブラーや缶のまま湯煎する:容器ごと熱湯につけたり、直火のそばに置いたりするのも、内部の圧力が高まって破裂する恐れがあり危険です。特に真空断熱タンブラーは、構造上、外から熱を加えることを想定していません。
缶飲料の湯煎はメーカー推奨か確認を
一部の飲料メーカー(伊藤園など)は、「火を止めた」お湯に「缶の底1/3程度」を「5~10分」浸ける、という非常に限定的な缶飲料の湯煎方法を紹介している場合があります。
ただ、これは手順を誤ると危険ですし、ペットボトルには適用できません。
多くのメーカー(コカ・コーラなど)は、「別の容器に移し替える」方法を推奨しています。
安全を最優先するなら、やはり「対応するマグカップに移し替えて、電子レンジで温める」のが一番シンプルで確実かなと思います。
突沸とは?レンジ加熱特有のリスク

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最後に、これはタンブラー本体の話ではないですが、電子レンジで「液体」を温める際に、絶対に知っておいてほしい危険性があります。
それが「突沸(とっぷつ)」という現象です。
タンブラーがNGだからと、安全なマグカップに移し替えても、この危険は残るんです。
「突沸」って何?
突沸とは、水やコーヒー、牛乳、豆乳、スープといった液体を電子レンジで加熱したときに起こる現象です。
普通、水は100℃で沸騰して泡(気泡)が出ますよね。
でも電子レンジで加熱すると、100℃を超えているのに沸騰(泡が出ること)が起こらない「過加熱状態」になることがあるんです。
このとても不安定な状態の液体に、ちょっとした刺激、例えば「レンジから取り出すときの振動」や「砂糖やコーヒースティックを入れた瞬間」に、その刺激が「沸騰のきっかけ」となって、液体が爆発するように激しく沸騰すること。これが突沸です。
高温の液体が一気に飛び散るので、顔や手に重度の火傷を負う事故も実際に報告されていて、本当に怖い現象なんですよね。
(出典:NITE(製品評価技術基盤機構)「電子レンジの「突沸」に注意」)
なぜ電子レンジだと起こりやすい?
ヤカンや鍋でお湯を沸かす時は、熱が下から伝わり、鍋底の細かな傷や汚れを「きっかけ(核)」にして気泡が発生し、対流が起こるため、100℃で正常に沸騰します。
一方、電子レンジはマイクロ波で液体「全体」を均一に加熱します。
さらに、タンブラーやマグカップの内部は比較的「滑らか」であるため、気泡のきっかけ(核)となるものがありません。
その結果、液体は沸騰するタイミングを失ったまま100℃を超えてしまいやすいんです。
突沸を防ぐための安全対策
この怖い突沸を防ぐために、以下の点を守るのが大事ですね。
- 加熱しすぎない(最重要):飲み物の「自動温めモード」や「おまかせ」ボタンは使わない方が賢明です。これらは食品用(例:お弁当)に設定されていることが多く、飲み物には加熱しすぎになる可能性があります。手動で「500Wで30秒~1分」など短めに設定し、足りなければ追加で10秒ずつ加熱する、といった「様子見」が大切です。
- 加熱後に1~2分待つ:加熱が終わっても、すぐに扉を開けず、電子レンジの中で1〜2分置いて液体を少し冷まします。これで過加熱状態が安全に解消されやすくなります。熱いマグマが冷えるのを待つイメージですね。
- 取り出すときはそっと:振動を与えないよう、ゆっくりと取り出します。
- 刺激物(砂糖など)は加熱後に待ってから:砂糖やミルク、スプーンなどを入れるのは、取り出して少し待ってから、かき混ぜるならゆっくりと行いましょう。(※木のスプーンなどを入れたまま加熱する、という対策も聞きますが、異物を入れたままの加熱はメーカーが推奨していない場合もあるので、ここでは「待つ」ことを一番に推奨します)
安全な容器に移し替えても、この「突沸」のリスクは常にある、ということを覚えておきたいですね。
タンブラーが電子レンジでどうなるかのまとめ
さて、ここまで「タンブラーを電子レンジに入れるとどうなるか」について詳しく見てきました。
結論としては、「原則として絶対に使用してはいけない」というのが、一番安全な答えかなと思います。
危険性を知れば知るほど、うっかり試す気にはなれないですよね。
この記事のまとめ
- ステンレス製タンブラー(サーモスなど)は、火花が散り、火災や電子レンジの故障に直結するため「絶対不可」。
- プラスチック製も、「電子レンジ対応」マークがなければ変形や有害物質溶出の危険があるため「使用不可」。「BPAフリー」=「レンジOK」ではないので注意。
- 陶器やガラスも、「金銀の装飾」があるものは不可。耐熱性でないものも破損の危険があります。
- 蓋は、密閉すると破裂の危険があるので、たとえ本体が対応品でも必ず外します。
冷めた飲み物を安全に温め直したい場合は、
「電子レンジ対応と表示されたマグカップや耐熱コップに移し替える」
これが唯一の安全な方法ですね。
ただ、その際も「加熱しすぎ」と、それによって引き起こされる「突沸(とっぷつ)」には、本当に気をつけてください。
加熱後は少し待ってから取り出す、というのを習慣にするのが良さそうです。
便利なタンブラーですが、電子レンジとの相性はとても悪い、ということをしっかり理解して、安全な使い方を心がけたいですね。
安全に関するご注意(万が一、火花が出たら)
この記事で説明した内容は、一般的な情報に基づくものです。
製品の仕様は個々に異なりますので、お持ちのタンブラーや電子レンジの取扱説明書を必ず確認してください。
万が一、誤って金属製のものを入れてしまい火花(スパーク)が発生した場合は、直ちに[停止]ボタンを押して運転を止めてください。
火花が収まったのを確認してから、必ず電源プラグを抜き、庫内が冷めてから原因物を取り除いてください。
電子レンジ本体から煙が出たり、焦げ臭い匂いが続く場合は、内部の部品が損傷した可能性があるため、使用を中止し、メーカーや修理業者に相談することをおすすめします。
安全には十分ご留意くださいね。