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サーモスタンブラーで炭酸は飲める?おすすめモデルを紹介

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サーモスタンブラーで炭酸は飲める?おすすめモデルを紹介

ソトマグ

最近は健康志向の高まりで無糖炭酸水がブームになっていたり、クラフトビールをテイクアウトして楽しんだりと、オフィスやアウトドアで「シュワッ」とした喉越しを求めたいシーンが増えていますね。

でも、手持ちのサーモスのタンブラーに炭酸を入れても大丈夫なのか、あるいは専用のボトルなら本当に炭酸が抜けないのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

実は、普通の真空断熱ボトルに炭酸飲料を入れることは、構造的に非常に危険な行為です。

メーカーによる仕様の違いや、炭酸対応ボトル独自のメカニズムを正しく理解していないと、思わぬ事故につながることもあります。

今回は、そんな疑問や不安を解消しつつ、私が実際に使ってみて「これなら間違いない」と感じたモデルについても詳しく紹介していきます。

ポイント

  • 普通の水筒に炭酸飲料を入れるリスクと危険性
  • 炭酸対応ボトルのガス抜き構造や仕組み
  • サーモスとタイガー魔法瓶の決定的な違い
  • 持ち運びに最適なサーモスの推奨モデル

サーモスのタンブラーと炭酸の関係と注意点

まず最初に、サーモス製品と炭酸飲料の関係性について、しっかりと整理しておきましょう。

結論から言うと、一般的な保冷・保温モデルに炭酸を入れるのはNGですが、「炭酸飲料対応」と明記された専用モデルなら快適かつ安全に持ち運べます。

ここでは、なぜ普通の水筒がダメなのかという物理的な理由と、専用ボトルがどのような技術で安全を確保しているのかについて、深掘りして解説します。

炭酸を入れると爆発する危険性

炭酸を入れると爆発する危険性

ソトマグ

「少しくらいなら大丈夫だろう」と思って、普通の真空断熱ボトルに炭酸飲料を入れてしまうのは、実はとても危険な行為です。

これには明確な物理的な理由があります。

炭酸飲料に含まれる二酸化炭素ガスは、持ち運び時の振動や、外気による温度変化によって液体から分離・気化し、ボトル内部のヘッドスペース(液面上の空間)に充満します。

その結果、内部の圧力が急激に高まります。

一般的な水筒は、外部からの圧力(大気圧)には耐えられるよう設計されていますが、内部からの膨張圧力には対応していないケースがほとんどです。

フタが開かなくなる、あるいは吹き飛ぶ

内圧が高まった状態で無理にフタを開けようとすると、圧力でフタが内側から強く押し上げられ、摩擦力が増大して「フタが固着して開かない」という現象が起こります。

さらに最悪の場合、限界を超えた圧力が一気に解放されることで、フタのパーツが破損して弾け飛んだり、中身が霧状になって爆発的に噴出したりするリスクがあります。

これにより、衣服が汚れるだけでなく、目や顔にパーツが当たるなどして怪我をする恐れもあるのです。

重要な警告

普通のサーモスタンブラーや一般的な水筒に炭酸飲料を入れることは、メーカーの取扱説明書やFAQにおいても明確に禁止されています。

安全のため、専用ボトル以外での使用は絶対にやめましょう。(出典:サーモス公式サイト

ガス抜き構造の仕組みとは

では、なぜ「炭酸対応」のサーモス製品は安全に持ち運べるのでしょうか。

その秘密は、約20年ぶりに復活・刷新された技術である、独特な「新構造のフタ」にあります。

サーモスの炭酸対応ボトルには、内圧をコントロールするためのガス抜き構造(圧力開放機構)が搭載されています。

この機構は、開栓のプロセスを物理的に二段階に分けることで機能します。

第一段階:圧力リリーフ

まず、ユーザーがフタを少し回すと、密閉パッキンの一部が開放されますが、フタ自体はまだ本体にロックされた状態が維持されます。

この瞬間、「シュッ」という音と共に、内部に溜まった高圧ガスだけが専用の通気孔から外部へ逃げていきます。

この音が、安全に圧力が下がった合図です。

第二段階:安全な開栓

内圧が大気圧と同等まで下がった後、さらにフタを回すことで初めてロックが外れ、キャップユニット全体を取り外すことができます。

この二段構えの設計により、従来のボトルで発生していた「開けた瞬間の吹きこぼれ」や「パーツの飛び出し」を物理的に防止しているのです。

豆知識:万が一の安全弁

もし炎天下の車内放置など、異常な高温環境下で内圧が危険なレベルまで上昇してしまった場合でも、自動的に圧力を逃がす「安全弁」が作動するよう設計されています。

二重のフェイルセーフ機能が搭載されているので、安心して使えますね。

炭酸が抜けるか検証した結果

炭酸が抜けるか検証した結果

ソトマグ

購入を検討する際、一番気になるのは「朝入れた炭酸が、夕方まで持つのか?」という点ではないでしょうか。

私も実際に使ってみましたが、結論としては「完全に抜けないわけではないが、ペットボトルより遥かに優秀」だと感じました。

これには「ヘンリーの法則」という物理法則が関係しています。

気体の液体への溶解度は、温度が低ければ低いほど高くなるという法則です。

つまり、飲み物の温度が上がると炭酸ガスは抜けやすくなり、冷たいままであれば炭酸は液体の中に留まりやすくなります。

サーモスの真空断熱構造は非常に優秀で、6時間後も10℃以下という低温をキープできます。

この高い保冷力が、結果として炭酸ガスの揮発を抑制し、「シュワシュワ感」を長時間維持することにつながっているのです。

もちろん、飲むたびにフタを開閉すればガスは少しずつ抜けていきますが、朝準備してランチタイムや夕方に飲む程度であれば、十分な爽快感を楽しめるはずです。

炭酸が漏れる原因と対策

ネット上の口コミを見ていると「漏れる」という意見をたまに見かけますが、これには明確な原因があります。

製品の不具合であるケースは稀で、多くの場合飲み物の入れすぎが原因です。

炭酸飲料は注ぐ際に泡立つため、液面が見えにくくなることがあります。

しかし、規定の線(止水部より約1cm下)を超えてなみなみと注いでしまうと、フタを閉めた時に内圧の逃げ場がなくなり、隙間から中身が溢れ出してしまいます。

これが「漏れ」と誤認される主な要因です。

また、洗浄後にパッキンの向きを間違えて取り付けたり、装着を忘れたりすることも漏れの原因になります。

特にフタパッキンとせんパッキンの2種類があるので、洗った後は取扱説明書を確認しながら正しく取り付けるようにしましょう。

結露について

ボトル本体は真空断熱なので結露しませんが、プラスチック製の「キャップユニット(フタ)」部分は断熱構造ではありません。

そのため、氷水を満タンに入れた状態で高温多湿な屋外に置くと、フタ部分に結露が発生することがあります。

これは故障ではありませんが、カバンに入れる際はタオルで巻くなどの対策をすると安心です。

ビールやハイボールも持ち運べる

サーモスの炭酸対応ボトルの嬉しいポイントは、単なる炭酸水だけでなく、アルコール類にも正式に対応している点です。

ビールやハイボール、チューハイなどを冷たいまま持ち運ぶことができます。

例えば、夏場のフェスやキャンプ、野球観戦などで、「購入してすぐにぬるくなってしまったビール」を飲む悲しみから解放されます。

専用のグラウラーとして使えば、クラフトビールの量り売りを利用する際にも活躍しますね。

入れてはいけないもの

 アルコールやスポーツドリンクはOKですが、以下のものは入れられません。

熱い飲み物

本製品は「保冷専用」です。

熱湯を入れると内圧上昇のリスクに加え、樹脂パーツの変形や火傷の危険があります。

牛乳・乳飲料・果汁

腐敗や変質しやすく、ガスが発生して内圧が高まる恐れがあります。

お茶の葉・果肉

隙間に詰まって漏れの原因になります。

サーモスのタンブラー炭酸対応モデルの選び方

サーモスのタンブラー炭酸対応モデルの選び方

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炭酸対応ボトルはいくつかのメーカーから発売されていますが、やはり老舗であるサーモスを選ぶメリットは大きいです。

ここでは、最大のライバルであるタイガー魔法瓶との比較や、実際に使って分かった細かい使い勝手、選び方のポイントについて解説します。

タイガー魔法瓶との比較

炭酸ボトル市場でサーモスと比較検討されるのが「タイガー魔法瓶」です。

どちらも素晴らしい製品ですが、設計思想とターゲット層がはっきりと分かれています。以下の比較表をご覧ください。

項目 サーモス (FJKシリーズ) タイガー (MKB-Tシリーズ)
重量 (500ml級) 約200g(超軽量) 約290g
形状 スリム・細長 やや太め・低重心
食洗機対応 不可(手洗い推奨) 全パーツ対応
価格帯 比較的安価 (3,000円台〜) やや高め (5,000円台〜)

私がサーモスを強く推す最大の理由は、その圧倒的な軽さとスリムさです。

500mlモデルで約200gというのは、スマートフォン1台分程度の重さしかありません。

対してタイガーは約290gあり、その差は約90g。

毎日通勤カバンに入れて持ち歩くビジネスパーソンや学生にとって、この差は想像以上に大きく感じられます。

一方で、タイガーの強みは「全パーツ食洗機対応」であることです。

毎日の手洗いが面倒で、とにかく家事の時短を最優先したいという方には、タイガーの方が向いているかもしれません。

ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶのが正解ですね。

氷が入らない問題の真実

氷が入らない問題の真実

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サーモスの炭酸ボトル(FJKシリーズ)を使っていて、唯一少しだけ不便に感じる点があるとすれば「口径の狭さ」です。

スリムな形状を実現している反面、口径は約3.6cm〜4.3cm程度と、一般的なボトルに比べてやや狭くなっています。

そのため、コンビニで売っているロックアイスや、家庭用製氷機で作った大きな氷などは、そのままでは引っかかって入らないことがあります。

対策としては、100円ショップなどで売っている「スティック氷」が作れる製氷皿を使うか、氷を少し砕いてから入れる必要があります。

ただ、このスリムさのおかげでビジネスバッグのサイドポケットや隙間にすっと入るので、携帯性を取るか、氷の入れやすさを取るかというトレードオフかなと思います。

食洗機の使用可否について

先ほどの比較でも触れましたが、基本的にサーモスの炭酸対応ボトル(FJKシリーズなど)は食洗機・食器乾燥機の使用ができません

「頑丈そうだから大丈夫だろう」と思って食洗機に入れてしまうと、熱によって部品が変形したり、塗装が剥がれたりするだけでなく、底面の保護シールが剥がれて真空層が破壊され、保冷機能が失われるリスクがあります。

長く愛用するためにも、必ず手洗いを心がけましょう。

メンテナンスのポイント

洗浄には柔らかいスポンジと台所用中性洗剤を使用します。

漂白剤については、酸素系漂白剤であれば内部の茶渋落としなどに使用できますが、外側の塗装面やフタユニットには付かないように注意してください。

塩素系漂白剤はサビ(孔食)の原因になるので絶対に使用しないでください。

実際の利用者の口コミと評判

実際の利用者の口コミと評判

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ネット上の口コミや、私の周りのユーザーの声をリサーチしてみると、やはり「軽さ」と「保冷力」に対する評価が圧倒的に高いです。

  • 「朝入れた炭酸水が夕方までしっかりとシュワシュワしていて驚いた」
  • 「とにかく軽いので、通勤リュックに入れても負担にならず気にならない」
  • 「デザインがシンプルでマットな質感なので、オフィスで浮かないのが良い」

一方で、ネガティブな意見として「ボトルが細くて手が奥まで入らないので、洗いにくい」という声もあります。

これはスリムな形状ゆえの宿命ですが、柄のついたボトルブラシ(スポンジ)を用意すれば簡単に解決します。

サーモス純正の洗浄機やブラシもありますし、100円ショップのものでも十分代用可能です。

サーモスのタンブラーで炭酸を持ち運ぶ結論

サーモス FJK-500

サーモス・公式イメージ

ここまでサーモスの炭酸対応ボトルについて、構造から他社比較まで詳しく解説してきましたが、結論として、日常的に炭酸飲料を持ち歩きたいならサーモス FJK-500が最もバランスが取れていておすすめです。

特にカラーバリエーションの中でも「カーキ」は、アウトドア感もありつつ落ち着いたアースカラーで、シンプルで洗練された雰囲気が好きな方にもぴったりハマると思います。

何より200gという軽さは、毎日持ち歩く道具として正義です。

仕事中のリフレッシュに炭酸水を飲む習慣がある方や、週末のフェスやキャンプで冷たいお酒を楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。

外出先で冷たい炭酸を「プシュッ」と開ける瞬間の爽快感は、一度味わうときっと手放せなくなりますよ。

今回紹介したおすすめモデル

サーモス(THERMOS) 保冷炭酸飲料ボトル 500ml カーキ 保冷専用 FJK-500 KKI

※正確な情報は公式サイトをご確認ください。

執筆者M
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最後までお読みいただきありがとうございました!

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