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小学校を卒業して中学校への入学準備を進める中で、意外と頭を悩ませるのが毎日持ち歩く水筒のサイズ選びではないでしょうか。
これまではランドセルに入っていたようなサイズでも、教科書が増えたり部活が始まったりする中学生になると、容量が足りないといった問題や、逆に重すぎて通学が大変という悩みが出てくるものです。
特に運動部に入る男子や、おしゃれに敏感な女子など、性別やライフスタイルによっても最適な大きさはガラリと変わります。
私自身もいろいろな水筒を見てきましたが、ただ大きければ良いというわけではなく、洗いやすさやデザインも含めた総合的な使い勝手が重要になってくると感じています。
この記事では、そんな中学生の水筒サイズに関する疑問を解消するために、具体的なリットル数の目安や人気のトレンド、そして失敗しない選び方のポイントについて詳しくお話ししていこうと思います。
ポイント
- 中学生の学校生活や部活動に最適な水筒の容量目安がわかる
- 女子に人気のおしゃれなデザインや男子向けの頑丈なモデルがわかる
- 重たい荷物を少しでも軽くするための2本持ちテクニックがわかる
- 洗いやすさやスポーツドリンク対応など親目線での選び方がわかる
失敗しない中学生の水筒サイズの選び方
中学生になると、小学生の頃とは生活リズムも持ち物の量も大きく変わりますよね。
教科書やタブレットでカバンがパンパンになる中で、どのように水筒を選べば良いのか、まずは基本的なサイズの考え方や、性別・部活ごとの傾向について見ていきましょう。
中学生に必要な水筒の容量目安と平均

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まず最初に押さえておきたいのが、中学生が1日にどれくらいの水分を必要としているかという点です。
体格によって個人差はありますが、医学的な観点や環境省のガイドラインなどを参考にすると、学校にいる時間だけでも、何もしなくても身体から失われる水分(不感蒸泄)と授業の合間に飲む分を合わせると、だいたい500mlから800mlくらいが基本的な目安になると言われています。
環境省の「熱中症環境保健マニュアル」によれば、日常生活における水分補給として1日あたり1.2リットルの摂取が推奨されています。
食事から摂れる水分を除くと、飲み水として学校生活の間だけでも最低500ml以上は確保したいところです。
実際に周りの中学生を見ていると、運動部ではない文化部の子や、そこまで激しい運動をしない帰宅部の子であれば、500mlから600mlのサイズを使っていることが多いですね。
このサイズだと、通学用のリュックやサブバッグの隙間にもスッと入りますし、何より軽いので毎日の登下校の負担になりにくいのが最大のメリットかなと思います。
| 体重(kg) | 学校での基礎必要水分量(目安) |
|---|---|
| 40kg | 約640ml |
| 50kg | 約720ml |
| 60kg | 約800ml |
容量選びの基本ポイント
まずは「500ml〜600ml」を基準に考えて、部活の有無や通学時間を考慮してサイズアップしていくのがおすすめです。
ただ、夏場になるとこれでは少し心許ない場面も出てきます。
教室にエアコンがあるとはいえ、登下校だけで汗をかくこともありますから、季節によっては少し大きめの800mlサイズを用意しておくと安心かもしれません。
運動部の部活で1リットルだと足りない理由
もしお子さんが運動部に入る予定なら、話はまったく変わってきます。
正直なところ、真夏の運動部において1リットルの水筒では全く足りないというケースがほとんどではないでしょうか。
炎天下のグラウンドや蒸し暑い体育館での活動では、1時間で1リットル近い汗をかくことも珍しくありません。
午前中の練習だけで水筒が空っぽになってしまい、水道水を詰め替えたり、自動販売機で買い足したりしている子をよく見かけます。
特にWBGT(暑さ指数)が高くなるような日は、熱中症対策という観点からも、運動部であれば最低でも1.5リットル、真夏なら2リットル以上の大容量ジャグが必要になるかなと思います。
環境省の熱中症予防情報サイトでも、運動時は発汗量に見合う水分・塩分の補給が必要であると強く呼びかけられています。
(出典:環境省『熱中症環境保健マニュアル』)
喉が渇く前にこまめに飲むことが推奨されており、そのためには手元に十分な量の水分があることが絶対条件です。
部活生の注意点
「大は小を兼ねる」と言いますが、最初から2リットルを買うと重すぎて持っていかなくなることも。部活の強度がわかってから買い足すのも一つの手です。
最近は学校にウォーターサーバーや給水機が設置されているところも増えてきましたが、まだ全ての学校にあるわけではありません。
部活の種類や練習環境を事前にリサーチしておくことが、失敗しないサイズ選びの近道ですね。
女子中学生に人気のおしゃれな水筒トレンド
女子中学生の水筒選びで、機能と同じくらい、いやそれ以上に重要なのが「デザイン」です。
小学校の頃に使っていたキャラクターものや、あまりにスポーティーすぎるデザインは「子供っぽい」と敬遠される傾向にあります。
今人気なのは、「くすみカラー」や「韓国風雑貨」のようなシンプルなデザインですね。
色はスモークピンクやグレージュ、ピスタチオグリーンといった、少し落ち着いたマットな質感が好まれています。
ブランドで言うと、「KINTO(キントー)」や「Moz(モズ)」、あるいは「Hydro Flask(ハイドロフラスク)」のような、持っているだけでファッションの一部になるようなボトルが注目されています。
「映え」と「ミニマル」がキーワード
最近の女子中学生(JC)の間では、持ち物全体を統一感のある色味で揃えるのがステータスになっています。
水筒もその一部として捉えられており、ロゴが控えめなミニマルなデザインが好まれます。
カスタマイズが流行中
無印良品やサーモスの無地のボトルに、自分の好きなステッカーを貼ってオリジナルにするのも流行っていますよ。
サイズ感としては、大きすぎると可愛くないという心理も働くようで、500ml前後のスリムなタイプが選ばれがちです。
機能性も大事ですが、まずは「学校に持っていきたくなるデザインか」を本人と一緒に確認するのが良いかもしれません。
男子中学生におすすめの頑丈なスポーツ水筒

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一方で男子中学生の場合、求められるのは「タフさ」と「クールさ」です。
デザインのトレンドとしては、圧倒的に「マットブラック(艶消し黒)」が人気ですね。
指紋が目立ちにくく、どんな制服やジャージにも合う精悍な見た目が支持されています。
そして機能面で絶対に外せないのが、「底カバー(ソコカバー)」や頑丈なポーチがついているかどうかです。
男子中学生は、どうしても水筒の扱いが雑になりがちです。コンクリートの地面にドンと置いたり、部活のバッグと一緒に放り投げたりすることもあるので、底が強化されていない水筒だとすぐにボコボコになってしまうんですよね。
シリコン製のバンパーや樹脂製のプロテクトアーマーが装備されているモデルを選ぶと、水筒の寿命がグッと伸びます。
また、飲み口は蓋を回して開けるスクリュータイプよりも、片手でサッと飲める「ワンタッチオープン」タイプが圧倒的に便利だと感じている子が多いようです。
スポーツの休憩時間は短いですから、直飲みでガブガブ飲めるスピード感が求められます。
PUMA、Mizuno、Adidasなどのスポーツブランドのロゴが入ったものも根強い人気がありますね。
水筒2本持ちで通学カバンの重さを解消
ここで一つ、私が個人的におすすめしたいテクニックがあります。
それは、巨大な水筒を1本持つのではなく、「水筒の2本持ち」をするという方法です。
例えば、2リットルの水筒を1本リュックに入れると、片側に重心が偏って非常に重く感じますし、教科書を入れるスペースも圧迫してしまいます。
これを1リットルの水筒2本に分けると、リュックの左右のポケットにバランスよく収納できたり、片方はリュック、片方はサブバッグといった具合に重量を分散できたりします。
| メリット | 具体的な内容 |
|---|---|
| 重量分散 | 左右のバランスが良くなり、体感重量が軽く感じる。通学時の肩への負担軽減。 |
| 中身の使い分け | 1本はお茶(弁当用)、1本はスポドリ(部活用)と分けられるため、糖分の過剰摂取を防げる。 |
| 衛生面・リスク分散 | 部活中は直飲み、食事中はコップ飲みといった使い分けも可能。片方を忘れても最低限の水分は確保できる。 |
このように中身を分けることで、糖分の摂りすぎを防ぐこともできますし、万が一片方を忘れても水分補給ができるというリスクヘッジにもなります。
「2本洗うのは面倒」と思われるかもしれませんが、重い荷物に苦しむお子さんの負担を減らすための賢い選択肢かなと思います。
中学生の水筒サイズ別おすすめと機能比較

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サイズやデザインの方向性が決まったら、次は具体的な機能に注目して商品を選んでいきましょう。
毎日使うものですから、親としては「洗いやすさ」や「衛生面」も気になるところですよね。
最新のトレンド機能を押さえておきましょう。
洗いやすい水筒なら象印のシームレスせん
毎日水筒を洗う保護者の方にとって、パッキンを外して洗って、また取り付けるという作業は本当に面倒なものです。
「パッキンをつけ忘れてカバンが水浸しになった」なんて経験、一度はあるのではないでしょうか。
細かい溝に茶渋がついたり、カビが生えたりするのも気になりますよね。
そんな悩みを一発で解決してくれるのが、象印マホービンの「シームレスせん」シリーズです。
これは本当に革命的で、せんとパッキンが一体化しているので、「洗うパーツがフタと本体の2つだけ」なんです。
シームレスせんの魅力
パッキンを外す手間がなく、溝に汚れが溜まりにくいので衛生的。忙しい毎日の時短に大きく貢献してくれます。
私も実際に使っていますが、もうパッキンがある水筒には戻れないくらい快適です。
パッキンをなくして部品を取り寄せる手間もなくなります。
中学生向けのデザインやサイズも豊富に出ているので、洗い物ストレスを減らしたいなら第一候補になるかなと思います。
軽量なサーモスなどの人気ブランドを比較

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とにかく荷物を軽くしたい!という場合は、サーモス(THERMOS)の製品をチェックすることをおすすめします。
サーモスは魔法瓶のパイオニアだけあって、同容量の他社製品と比べても圧倒的に軽いモデルが多いのが特徴です。
特に「JNL」や「JNR」といったケータイマグのシリーズは、500mlサイズでもスマートフォン1台分(約200g前後)くらいの重さしかないので、教科書で重くなったカバンに入れても負担になりにくいです。
また、最近では食洗機に対応したモデル(JOKシリーズなど)も増えてきています。
金属本体も含めて食洗機で丸洗いできるのは、忙しい家庭にとって強力な味方です。
タイガー魔法瓶も負けていません。
「夢重力(むじゅうりょく)ボトル」という名前の通り、驚くほど軽い製品を出していますし、内面にフッ素コートを使わずに汚れを落ちやすくする「スーパークリーンPlus」加工など、健康志向の方に嬉しい機能も充実しています。
軽さ優先ならサーモスかタイガー、メンテナンス性なら象印、という視点で比較してみると良いかもしれません。
スポーツドリンク対応の水筒を選ぶ重要性
部活動でスポーツドリンク(スポドリ)を持っていく場合、必ず確認してほしいのが「スポーツドリンク対応」かどうかという点です。
実は、古いタイプの金属製水筒や安価な製品の中には、スポーツドリンクに含まれる塩分(電解質)で内側の金属がサビてしまうものがあるんです。
サビると保温機能が落ちるだけでなく、最悪の場合、金属成分が溶け出すリスクもゼロではありません。
内側のコーティングを確認
「スポーツドリンクOK」と明記されているものや、内面にフッ素コートなどの強力なコーティングが施されているものを選びましょう。
メーカーごとの対策技術
象印は「ラクリアコート+(プラス)」などの強力なフッ素被膜で塩分をブロックしていますし、タイガーは「スーパークリーンPlus」という超平滑加工で汚れや塩分の付着を防いでいます。
最近の主要メーカーの製品はほとんどが対策済みですが、念のため購入前にパッケージや公式サイトのスペック表を確認することをおすすめします。
特に部活用に大きなジャグを買うときは必須のチェック項目ですね。
夏と冬で使い分ける水筒の活用テクニック

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水筒は「1年中同じものを使わなければならない」というルールはありません。
むしろ、季節に合わせて使い分けるのが賢い運用方法かなと思います。
夏場はこれまでお話しした通り、1リットル〜2リットルの大容量ボトルや保冷専用のジャグが活躍しますが、冬場にその大きな水筒を持っていくのは、ただ重いだけであまり意味がありません。
冬は汗もかきにくいので、350ml〜480ml程度のコンパクトなマグボトルに切り替えるのがおすすめです。
また、冬場は保温機能を生かして、温かいお茶や紅茶、あるいはスープを持っていくのも良いですね。
温かい飲み物はリラックス効果もありますし、冷えた教室での寒さ対策にもなります。
スープジャーにお味噌汁やスープを入れていけば、塩分補給もできて一石二鳥です。
夏用(大容量・保冷専用)と冬用(コンパクト・保温保冷両用)の2つを持っておくと、3年間快適に過ごせるはずです。
中学生の水筒サイズを見直して快適な生活を
ここまで、中学生の水筒サイズ選びについて詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
結論としては、「最初は500ml〜800mlからスタートし、部活の状況に合わせて買い足す」のが失敗の少ない方法かなと思います。
入学前からいきなり巨大な水筒を買ってしまうと、ロッカーに入らなかったり重すぎたりして使わなくなることもあります。
たかが水筒、されど水筒。
毎日の学校生活を支える大切な相棒ですから、お子さんの意見も聞きつつ、ライフスタイルに合ったベストな一本を見つけてあげてくださいね。
この記事が、少しでもその手助けになれば嬉しいです。